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■出会い

■初めての入院と手術

■ハゲ発見!

■病気との闘い

■別れ・・・

■よもやま話


ハゲ発見!
5才を過ぎてまもなく、キリオの羽の抜け替わりが少ないことに気づいた。

しかも、キリオは普通の文鳥と水浴びの仕方が違うため、
そのせいだろうとタカをくくっていたのだ。

                 


キリオは小さい頃、狭いカゴで実家〜仙台を行ったり来たりしていたため、
小さい水飲みでしか水浴びができなかった。

そのため、身体がすっぽりと収まらない小さい水飲みでは、
ザブッと風呂に入れないせいか、大きいカゴに移ってからも
身体が入る大きさなのに、縁に掴まってくちばしで羽に水を掛けるだけ。

ちょうどおもちゃの鳥がお辞儀をして、水を吸うのを繰り返すのと同じような
感じなのだ。
それなのに、びしょ濡れになったような気で羽も全然濡れていないのに、
バサバサと羽繕いをする。

しかもそのせいか、お尻は何となくゲリもしていないのに常に黄色かった。
(当たり前だ。お尻は洗っていないのだから・・・。)

とまぁ、こんな具合なので、白文鳥のはずがいつの間にか手垢の付いた
薄汚れた色へと変わっていた。
だが、抜け替わり時期で少しは白くなっても良さそうなのに、
いつまで経ってもきれいにならない。

何だかおかしい。
次第に、くちばしの付け根のてっぺんの辺りもハゲてきた。
ちょっと診てもらった方が良さそうだ。

                 


診察の結果、それは「甲状腺」の病気らしかった。

取りあえず、飲み薬2種類を交互に飲ませることになり、
2週間に一度の診察となってしまう。

そして、この後生涯を通じて、キリオと病気の闘いが始まったのである。

2週間に一度の定期検診での注射、そして飲み薬。
それを1年ほど続けたある日、キリオのハゲが治りつつあるのに気づいた。

ようやく薬の効果が現れ始めたのだ。

それに、羽の抜け替わりも少しずつだけど始まってきてる!
ヨカッタヨカッタ。と、思いきや、ある定期検診の時だった。

その症状が現れ始めたのは・・・。
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